本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。
●20’s~ ラルフローレン 半袖シャツ 白 BD 表記(M)
2020年前後と思われる、
ラルフローレンの半袖シャツです。
白に紺ポニー。
この爽やかさに釣り合う清潔さと
この真面目さに負けないユーモアがないと、
中々着こなす事が出来ません。
最もシンプルにして、
最も難しいのが、
白シャツです。
●90’s USA製 Post O’alls 黒シャン トラベラーベスト 表記(S)
1990年代、Post O’allsの
トラベラーベストです。
アメリカ製、コットン100%。
黒シャンブレー生地です。
と言っても生地が重なっている部分が多いので、
シャツのように薄い感じではありません。
その名の通り、
必要なポケットが、
必要な大きさで配置されているので、
ちょっとしたお出かけなら
バッグを持つ必要はなさそうです。
ちなみにウェブサイトをみると、
ブルーシャンブレーの定価は40000円位。
さもありなん。
と、思うと中古は安いなぁ。
●20’s前後 アルスタイル 1301 黒 Tシャツ 表記(XL)
アルスタイルのTシャツです。
2022年の夏位に
「アルスタイル」名称が廃止され、
生地やディテールはそのままに、
「アメアパ」タグに変更になりました。
つまりアルスタイルは欠番です。
ここにコングロマリット化するギルダンの
したたかな戦略が見え隠れします。
ギルダンがアルスタイルを買収したのは2016年。
翌年2017年にアメアパも買収。
現在プリンタブルTシャツ業界は、
ギルダン1強の様相を呈しています。
では一体ギルダンは何がしたいのか。
競合他社を買収し、吸収し、
最初はブランド名を継続しながら、
グラデーションのように薄く、
自然に消滅させていく。
そして残るのはギルダンだけ。
そんな恐ろしい世界がいつか来るかもしれません。
気付いたら、
赤いきつねを日清が作っていた、
そしていつの間にかどん兵衛だけになってる。
そんな感じです。
2020年を境に、
品質が落ち続けたギルダンですが、
その中、品質を保っていたのが、
アルスタイルラインでした。
首周りのステッチを廃止したのも、
大きな前進だったと思います。
このステッチを発明したのは、
まさにギルダンその人でしたが、
ステッチによる段差が、
シルクの版を置く際に邪魔になるのも事実です。
多くのメーカーが、
ギルダン、そしてアルスタイルのボディを研究し、
それに似たような商品を作っています。
でも、一見それ風ですが、
やっぱり違います。
例えばステッチの裏を見て下さい。
左がアルスタイル、右が国内メーカー(中国製)です。
ウーリー糸のフワフワ感が全然違いますね。
このフワフワ感が、
シルエットに影響を及ぼす事は、
容易に想像が出来ます。
そしてそもそものコットンが違います。
アメリカンコットンは、
ドライな質感です。
ドライな生地だからこそ、
プリント=インクが定着しやすい。
確かに国内メーカーの無地Tシャツは、
とても丁寧な縫製で品質は高いと思います。
無地のまま着るなら
国内メーカーの方が良いかもしれません。
でもプリントを前提に考えるなら、
世界最高のプリンタブルボディメーカーは
やっぱりギルダン社だと思います。
願わくば、
これ以上数の論理に惑わされず、
真摯にTシャツだけを作り続けて欲しいと思います。
●2000年6月 USA製 Levi’s 505-03 未使用リジット 表記(29×34) 実寸(31.5×35.5位)
Levi’sの505です。
アメリカ製。
2000年6月だと思います。
リーバイス・ジャパン企画の
USAメイド最終時期です。
ボタン裏刻印は「379」。
リーバイスのUSA自社工場は「5」始まり。
「3」始まりは提携工場=委託工場製と言われています。
ネットを検索すると、
どうやらTaylor Togs社という工場のようです。
なるほど、確かに自社工場製に比べると、
なんとなくディテールが古めかしいというか、
生地が若干違うような気がします。
個体差かもしれませんが、
ネップ感の強い=織りが安定していない、
素朴な感じです。
普通に履くだけで良い色落ちをしそうですね。
表記29×34。
実寸は31.5×35.5インチ位です。
洗濯後、乾燥機に入れると、
ウエストで2インチ、
レングスは3インチ程度縮む可能性があります。
ジーパンは洗わずに履く、
そして要らなくなったら
ドネーションかリサイクルへ。
これがリーバイスとの
正しい距離感だと思います。
欲にまみれて、
土地みたいな金額になったジーパンに、
興味はありません。
よろしくお願いいたします。