日別アーカイブ: 2024/11/08

2024/11/8

 

本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。

70’s シエラデザインズ Whitney Parka 緑 表記(M) ※ジッパー不良

1970年代シエラデザインズのダウンジャケットです。

オークランド表記、
®マークなしの旧タグ。

オークランドに工場が移ったのが1968年頃なので、
こちらは1968~1970年代頭位と思われます。

無刻印の小ボタンはスコービル製。

YKKにJAPANのロゴ入り。
ジッパーだけ輸入したんでしょうか。
でもちゃんと左挿し(US規格)です。

モデル名は、Whitney Parka。

フードは別売り。

色は緑。

ちなみにカタログにはカラーバリエーションも載っています。
生地によっても微妙に色が違いますね。

残念ながらジッパーが使用不可です。
初期不良のような壊れ方です。

背中や袖に目立つ汚れも。

ただ、それゆえに?
使用頻度自体はそれほど高くないようで、
この年代のシエラにしてはダウンがしっかり詰まっています。

ボリューム満点。

汚れが気にならないようなら、
ボタンを使用して着用は可能です。

 

10’s Pie for Strength パークカフェ モンタナ Tシャツ 表記(XL)

2010年~、ギルダンボディのTシャツです。

®マーク、サテンタグ、
ウルトラコットンです。

モンタナ州・St.Maryにあるカフェダイニング、
パークカフェのスーベニアです。

それだけで最高ですが、
こちらはデザインも最高にクールです。

パイの形をした山。

カラーノイズが入るので、
一見インクジェットかな?と思うかもしれませんが、
れっきとしたシルクプリントです。

実はカラー分解にはドット以外にも、
別の方法が存在します。

それがこちら、
ディザ分解、誤差拡散法です。

例えばこの画像をシルク用のデータにする際、

通常はドットに分解しますが、
※分かりやすいように粗めのドットです。

そのドット感を排除したのが、
こちらのディザ拡散法です。

正直1メートル離れて見れば、
ドットだろうがディザだろうが
それほど違いはないのですが、

接近して詳細を見たい場合に、
このドット感が邪魔になる事があります。

ただTシャツ用データにはほぼ使いません。
いわゆる紙媒体用ではないでしょうか。

そもそもディザ拡散法の細かさは、
シルクのメッシュを通り抜けてしまうという問題があります。

つまりここまで細かいと、
デザインが潰れてしまうんですね。

ところがこちら、
そんなディザ拡散法を使用し、
しかもプロセスカラーで分解し、
色をかけ合わせています。

スーパーハイメッシュ、
スーパー圧力がないと、
このプリントは出来ません。

どうなってるんだ、一体。。
アメリカのプリントは奥が深い。。

ま、技術的な事はさておき、
とりあえずデザインが本当に良いですね。

なんすか、この3人。

 

18’s パタゴニア Carry Ya’ll Bag

2018年、パタゴニアのCarry Ya’ll Bagです。

余った生地で作ったエコバッグ。
当初?スペシャル扱いで日本未発売、
カラーはアソートでした。

ちなみに僕も同じ物を愛用しています。

2018年から使っているので
ほぼ5年位毎日使っていますが、
全然壊れません。

 

シエラデザインズ リバーシブルポンチョ

シエラデザインズのリバーシブルポンチョです。
ランドマークが販売元になっています。

アリガインターナショナルではありませんが、
ライセンスを使用したオフィシャルです。

そもそも大倉スポーツの表記が入るようになった辺りから、
アメリカではもうシエラは過去の遺産になっていました。

プロの登山家たちは60/40クロスではなく、
早々にゴアテックスを選択し、
多くのメーカーはゴアテックス製のマウンテンパーカーを
市場に投入しました。

10年遅れて日本で流行したアウトドアブームにより、
大倉スポーツが延命させたのが現在のシエラです。

大倉スポーツと日本のファッション誌がなかったら、
シナジーワークスのように、
幻のメーカーになっていたかもしれません。

だから70年代中期までが
本当の意味でのシエラデザインズです。

なんですが、。

60/40クロスという魔法のワードに騙されて育った、
アメカジ世代の僕は、
それでもまだ60/40クロスを信じています。

 

よろしくお願いいたします。

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