コラボというのは、
様々なアプローチがあるだろう。
得意とする分野をかけ合わせる事もあれば、
ただロゴを入れるだけで成立する事もある。
例えば、曲は作れるけど歌うのが苦手な人が、
歌の上手い人とコラボする、
これは自然な流れだ。
で、その時大事なのは、
お互いが平等である事だと思う。
両者の乗算ラインを繋ぎとめ、
平均台の上をダッシュで駆け抜ける勇気がなければ、
コラボは成立しない。
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ギークスルールの場合、
まずこちらが作りたいと思っている物を、
数十パターン用意してイメージ画像を作ります。
それを版元や作者の方に確認して頂き、
修正を加えていきます。
僕だって、カウボーイビバップは大好きです。
ってか当時リアルタイムのWOWOWで観たさ。
めちゃくちゃ感動して、サントラも買って。
だからもう、
アレもやりたい、
これも作りたい、。
全員揃ってるのも良いし、
エドやアインも使いたい。
なんなら菅野よう子さんのフォトTも欲しい。
分かってるんですよ。
皆が欲しいものだって。
でもこちらの意見ばかりでは、
コラボとは言えないでしょう。
その作品を作って、守っている人たちの意見は、
なによりも尊重するべきです。
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どうしてもギークスルールのプリントで、
【天国の扉】を作って欲しいと、
版元に頼まれたなら、
これはもう全力でやるしかありません。
今回は”この絵”で、という具体的な提案まで頂きました。
だから、なんでこれを選んだかという答えは簡単です。
カウボーイビバップを作った人たちから
依頼があったからです。
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●COWBOY BEBOP: THE MOVIE × GEEKS RULE
__15 SILKSCREEN PRINTING T SHIRT
黒ボディに沈む背景。
汗の表現。
シルクスクリーンでここまで出来るんだぜ、
っていう。
もしかしたらインクジェットなら
この汗はボケてしまうかもしれません。
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もう一つは、
こちら。
●COWBOY BEBOP × GEEKS RULE 2+11
__SILKSCREEN PRINTING T SHIRT
こちらはギークス側からの提案が通りました。
なんでこの絵にしたかと言うと、
背中のグラデーションを
ちゃんとやってみたかったからなんです。
このモチーフはブートでも出ているんですが、
ブート版はグラデーションが全然綺麗じゃなくて。。
だから本気のグラデーションを見せてやろうと。
シルクスクリーンでグラデーションを表現するには、
2通りの手法があります。
1つはインクグラデーションです。
その名の通り版の上でインクを混ぜて作るグラデーションです。
滑らかで綺麗なグラデーションが作れますが、
同じ物が作れないというデメリットがあります。
全く同じグラデーションを作るには、
ドット分解をするしかありません。
ハイメッシュ版を使用した、
極小ドット分解。
このドットを潰さずプリント出来るのが、
USA製回転台のすごい所です。
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気付いた方もいるかもしれませんが、
映画とテレビアニメで版権が違います。
この版権をクリアするために、
努力をしている人たちがいる事を忘れないで下さい。
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今回は販売方法が変則的なので、
詳細はギークスルールのインスタ等でご確認ください。
よろしくお願いいたします。
https://www.instagram.com/geeksrule_