本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。
1970~80年代位と思われる、
ちょっと古めのカウチンセーターです。
カウチンセーターというと、
厚手のアウターニットをイメージしますが、
こちらは室内着用のいわゆるセーターです。
糸の太さ、全体の厚みは、
アウター用カウチンの半分位だと思います。
薄いわけではありませんが、
厚くはないです。
スポーツトレイン世代ではないですが、
カウチンと言えば油井さんです。
で、その油井さんが着ていたのは、
アウターカウチンではなく、
プルオーバーでやや薄手のカウチンでした。
今も画像検索をすると
カウチンを着た油井さんの写真がギリギリヒットしますが、
httpサイトなので(httpsではなく)、
ブラウザによっては表示されないかもしれません。
(ちなみにキーワードは「スポーツトレイン 油井 カウチン」)
というわけで、
プルオーバーでやや薄手のカウチンを探して幾年月。
何度か僕のサイトでも掲載をしていますが、
今回のこちらはめちゃくちゃ良いです。
取れかけのように見えるボタン。
でもこれ、取れかけではなく、
ボタンを閉めても首元に余裕を持たせるために、
あえて長く付けてあるんですね。
こういう工夫はハンドメイドならでは。
犬の耳のように、
クタっとした襟。
太さがランダムの糸で、
凹凸感があります。
いやぁ。。素晴らしい。。
70年代のオッサンになりたい場合は、
シャツ、カウチン、ダウンベスト、マウンテンパーカー、
このレイヤードをお試しください。
●80’s~ Terra Nova アランセーター タートルネック 表記(XL)
こちらも良いニットですね。
とりあえずタグのデザインが良い。
海を連想させる船のイラスト。
UKメイド、
ブリティッシュウールです。
立体的な編み模様。
タートルネックが太い。
裾やリブに穴がありますが、
この手のニットはボロイ位がむしろ良い。
海で働く労働者のイメージで。
●21’s パタゴニア ロスガトスフーディ TOPSOIL BROWN 表記(XS)
パタゴニアのロスガトスフーディです。
赤みの強いコヨーテ系の茶色が人気ですが、
(コリアンダーブラウンだったかな?)
個人的にはこちらの色が最強説だと思います。
TOPB=TOPSOIL BROWN
その名の通り、
ややくすんだ感じ、彩度の低い茶色です。
青いプルタブという選択も上手い。
パイピングも黒じゃないんですよね。
表記XS。
160cm前後の方が着て、
丁度いい位だと思います。
●04’s コロンビア ヘビーウール シャツ型ジャケット カーキ 表記(L)
これはやられた。。
コロンビアって名作よりも、
”迷作”が多くて好きです。
(もちろん名作もありますが)
シャツ型なんですが、
全然シャツではありません。
むしろシングルマッキノーと同じくらいの
ヘビーアウターです。
とりあえず生地が厚い。
大振りの胸ポケットは、
サイドにハンドポケットを隠しています。
いや、ここまで来たら
もうアウターとして作れば良いんじゃないか。。
フロントはジッパーか、
せめてスナップボタンで。。
その辺に迷走感が漂います。
重なった部分に耐えきれず、
ボタンが飛んでしまったようで
付け直されています。
そりゃそうだろうな。。
ちなみに、2004年Fallシーズンです。
想像してみてください。
2004年にパタゴニアがリズム名義で、
これを作っていたらどうでしょうか。
おそらく今、
確実に名作扱いを受けている事でしょう。
でも、こちらはしっかりとコロンビア。
コロンビアに、
レアという称号は似合いません。
コロンビアは常に我らと共にあり。
古着の市場価値が、
定価(販売価格)を超える日は来ないでしょう。
それでいい。
そして迷作との出会いを求めて、
また古着の海に潜るのです。
よろしくお願いいたします。
































