日別アーカイブ: 2025/11/12

2025/11/12

 

本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。

70’s ウールリッチ シングル マッキーノジャケット 表記(42)

1970年代と思われる、
ウールリッチのマッキーノクルーザーです。

白の帯タグ。

この生地、柄のせいか、
一括りに大体全部同じように見えますが、
実は年代によって様々なバリエーションがあります。

こちらはフィルソンの
シングル・マッキーノクルーザーを
完コピしたデザインです。

後のフィルソンでは省略された、
ウォッチポケットも付いています。

って事はもしかしたら
60年代後半の可能性もありますね。

ウールリッチ好きの方はご存知だと思いますが、
ウールリッチ名義のシングルマッキーノは、
かなり珍しいと思います。

 

50’s ウールリッチ ダブル マッキーノジャケット 表記(36)

こちらは1950年代の
ダブル・マッキーノクルーザーです。

ウールリッチの商標登録(®)マークの申請が、
1949年という事なので、
®マークがあれば50年代以降と考えて良いと思います。

こちらもフィルソンの
ダブルマッキーノにかなり近いデザインです。

後年のスラッシュポケットタイプとは重厚さも異なります。

フィルソンで50年代だったら、
しっかりビンテージ扱いをされていますが、
ウールリッチだとまだちょっと弱い。。

ま、それゆえに好きなんですけどね。

 

40’s ウールリッチ フィールドコート 表記(40)

こちらは1940年代のウールリッチ、
フィールドコートです。

このタグにもREG(商標)表記がありますが、
細かい事を言うと、
「WOOLRICH」という商標が初めて使用されたのは、
1929年の1月だそうです。

先ほど触れた1949年の商標登録は、
ウール製の衣料品、手袋(革を含む)、スリッパ、帽子など、
幅広い商品に対しての申請だったようで、
そのタイミングでタグは「REG」から「®」に
変わったものと思われます。

つまり、「ESTのREG」表記なら、
1940年代と考えて良さそうです。

ちなみに1940年代以前はALL WOOL表記です。

4ポケットのシングルフロント。

PWのウールコートを、
限りなく上質にするとこんな生地になりそうです。

下ポケットは、
身頃の横寄りに付いています。

ビンテージのカバーオールとかも
この位置ですよね。

表記40、実寸はL位。

激シブです。

 

80’s ウールリッチ ハンティングジャケット オレンジ 表記(40) ※比翼ではない

1980年代、ウールリッチの
ハンティングジャケットです。

タタキの白タグです。

ウールリッチのハンティングジャケットと言えば、
この形。

丸襟の6ポケットです。

品質表記はアクリル100%とありますが、
触った感じはウール×ナイロンなんですよね。。

表記タグの付け間違いの可能性があると思います。

色はセーフティオレンジです。

同じ服を着れば本人に近づけるはず、
という謎の洗脳に陥った我々世代は、
ヤフオクのキーワード検索で、
何度~~着と打った事か。

情報の少ない時代、
~~着こそ正義でした。

で、今はもうそんな洗脳に左右されませんが、
というか、同じ服を着てもその人にはなれないと、
しっかり分かっていますが、

けども悲しいかな、
脊髄が反射してしまうんですね。。

みなまで言わずとも分かる人には分かるでしょうが、
ドラマ『幸せな生活』で
美容師扮するバイク乗りが着ていた、
オレンジのウールリッチで、。?ん??

あれ??

ちょ、

ちょ、待てよ??

フロントボタンが、
剝き出しなんですけど??

確かこのハンティングジャケットって、
比翼フロントだったような。。

あぁ、。残念。。

ちょっと違うんだ、これ。
まぁ逆に激レアだけど、。

オレンジにそこを求めてないんだよな。。

というわけで、
最後の詰めが甘いあたりが、
まだ古着を卒業できない理由ですね。。

 

よろしくお願いいたします。

Online Store