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2025/2/20

 

本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。

90’s トミーヒルフィガー ファイヤーマンフック フィールドコート 表記(M)

1990年代、トミーヒルフィガーの
フィールドコートです。

ファイヤーマンフックを使用した、
90年代らしいデザインです。

ただこのフック、
革やデニム、ダックなど、
強度のある生地なら問題ありませんが、
薄手の生地に使用すると、
根元から破れたりします。

でもよく見て下さい。

こちら金属ではなく、
プラスチック製です。

なので軽く、生地に負担がかかる事もありません。

ただし。。。
使い勝手がイマイチ良くありません。。
スムーズに使えないというか、
スナップする部分が折れてしまいそうです。。

というわけで飾りだと思ってください。

4ポケットデザイン、襟がコーデュロイ。

いわゆるバブアー型の
フィールドコート。

この形が好きです。

 

99’s GAP ビッグオックス BDシャツ 表記(XL)

GAPのボタンダウンシャツです。

ビッグオックスフォードのタグが付く、
ワイドシルエットデザイン。

1999年の11月。

ビッグサイズと言っても、
縦に長いわけではなく、
横に広いので、
意外と普通に着用出来ます。
(とはいえデカイですが)

身幅は実寸で74.5cm。
ハギのない1枚背中。
贅沢な生地の使い方ですね。

クシャっとダボっと着ると
オシャレです。

 

90’s USA製 初期織りネームギルダン Tシャツ 表記(XL)

ボディの話をしようか、
プリントの話にしようか、
悩みましたが、
せっかくなのでどちらも解説します。

長くなるので、
興味がない場合は飛ばしてください。

+++

2010年前後、
スニーカーブームとSupremeの影響で、
ヘビーウェイト=品質が高いTシャツ、
というやや偏向した概念が
ストリートファッションの中に産まれました。

いわゆる6オンス以上のTシャツです。

かく言う僕もその当時、
ヘビーウェイトTシャツが最強だと思っていました。

厚ければ厚いほど良い。

ところが時を同じくして、
というかクロスオーバーしながら、
アメリカのスケートブランドは、
こぞってソフトウェイトを使い始めました。

ギルダンの基準では4.5オンスです。

最初にソフトウェイトを打ち出したのは、
アンタイヒーローでしょうか。

スケボーをする時に、
厚手のTシャツは動きづらいし汗がたまる、
という至極自然な流れだと思います。

同じように、バンドTもまた、
ソフトウェイトに移行しました。
これまたライブで厚手のTシャツは邪魔になる、
という発想です。

このTシャツの”生地の厚さ”に対する、
感覚の変化をギルダンは敏感に察知し、
2015年くらいから
ソフトウェイトが主流になっていきました。

ところが、日本では現在もまだ
ヘビーウェイト=最強という考えが、
根強く残っています。
特にストリートでは。

プリントスターやユナイテッドアスレは
7オンス級のヘビーウェイトTシャツが
定番としてラインナップされています。
ユニクロのヘビーウェイトTも人気がありますね。

確かに無地のまま着るなら、
ヘビーウェイトも良いと思います。
(透けないし)

ただ【プリンタブルボディ】としては、
もういい加減ヘビーウェイトを
卒業しても良い時期が来ているのではないでしょうか。

※プリンタブルボディとは、
プリントする事を前提に考えられたTシャツの事です※

+++

とはいえ、いきなりソフトウェイト(4.5)は
さすがに受け入れがたし、
という人も多いでしょう。

そこで丁度良いのはやっぱりギルダンです。
ウルトラコットン=6.0オンス。

Q. あれそれってヘビーウェイトじゃないの?

A. いいえ、
ギルダンのヘビーはヘビーにあらず。

アスレやプリントスターに比べると、
おなじ6オンスでもちょっと薄め、
体感は5.4オンス位です。

この絶妙の厚さ(薄さ)加減が、
プリントする際丁度良い。

さすが世界最強のプリンタブルボディメーカーです。

+++

ところが、そう思ったのもつかの間、
コロナと戦争の影響による、
サプライチェーンの混乱で、
2020年以降ギルダンの品質が圧倒的に落ちました。

6オンス表記でも、スカスカ。。
縫製は甘いし、
黒の色は不安定です。

多くのプリントメーカー(印刷屋)が
苦戦を強いられる事になりました。

現在はギルダン傘下の
アルスタイルから名称変更した
アメアパの方が、
いわゆる昔のギルダン品質を維持しています。

さて、これからギルダン名義ボディの
復活はあるのか。

とても注目しています。

+++

というわけで、こちら。
ギルダン草創期の織りネームタグ。

1990年代前半、
最も良い時期のTシャツボディです。

アメリカンコットンのカリっとした着心地。
分厚いわけではないけれど、
しっかりした安定感。

これこそキング・オブ・プリンタブルボディです。

首のステッチはまだありません。
(現在もまたステッチなしです)

袖、裾をダブルステッチにしたのも
ギルダンの功績です。

エッジ(端)からステッチまでの距離が
若干短い。

現行モデルも初期タイプに近い位置に
アップデートされています。

そしてギルダンが先駆的だったのは、
ボディの縫製工場と共に、
プリント工場を買収した所です。

白1版、
単純なシルクススクリーンプリント、
と思うかもしれません。

でも、よく見て下さい。

髪の毛ほどに細い線を、
潰す事なくプリントしています。

50枚位なら、
何とかできるかもしれません。

でもこれを1000枚、2000枚単位で
刷り続けるには、
それ相応の設備が必要です。

つまり自動回転台です。

スポットカラーセパレーションに使うのと
同じ技術で刷られています。

どうですか。

全然レアじゃないTシャツですが、
ちょっとだけ欲しくなりましたか?

それが狙いです。

 

97’s Levi’s 70500 デニムジャケット 表記(XL)

Levi’sのデニムジャケットです。

型番は70500。

EUラインという情報もありますが、
品質タグにはリーバイスジャパン表記があるので、
日本でも流通していたのかもしれません。

読み方が正しければ、
1997年9月、返還直後ですね。

と言う事はやっぱり
イギリス流通用なのかもしれませんね。

色は濃紺。
ダメージはありません。

 

よろしくお願いいたします。

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