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2024/3/27

 

暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、
確かにここ数日、
日が長くなってきたような気がします。

18時を過ぎてもまだ外が明るいと、
春がもうすぐそこに来てるんだな、
と実感します。

なんて、じじい臭い事を言いながら、
本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。

04’s コムデギャルソン・オム 長袖シャツ ワークステッチ 表記(L)

2004年、コムデギャルソン・オムの
長袖シャツです。

うむ。
まぁ、普通のストライプシャツだな。

と、思ったんですが、
やられました。。

”意図してステッチをつれた状態でかけています”

確かに。

普通のシャツに比べると、
ピッチ(ステッチ幅)が広い。

まるでワークシャツのような幅です。

強めのパッカリングをわざと引き起こし、
縫製部分に歪みをつけよう、
という魂胆でしょうか。

コムデギャルソンらしいアプローチです。

 

20’s パルプフィクション Tシャツ 表記(XL)

パルプフィクションのTシャツです。

ギルダンボディ。
ソフトスタイル=薄手の生地です。

2020年のコピーライトが見えますが、
どの位正確なオフィシャルなのかは、
判断が出来ません。

3色なのに、
なぜかインクジェットプリントです。

でもあれか、この髪部分の、
古い紙に描いたようなかすれた表現は、
インクジェット向きなのかも。

これをシルクスクリーンで、
マットにベタっとプリントしてしまうと、
チープな感じになってしまいますからね。

そういう意味では、
デザインとプリントの相性を、
意識して選択しているのかもしれません。

エッジの滲みもわざとなのかなぁ。

こういう滲みとかカスレのような、
細かい表現はインクジェットが有利です。

結果、何とも言えないレトロさの演出に成功しています。

以前から言っていますが、
僕はインクジェット肯定派です。

ただその技術にどういうデザインが合致するか、
どこでシルクと線引きするか、
その辺がまだはっきりと理解できていません。

 

11’s コムデギャルソン・オム・プリュス ラメ入り イージーパンツ 表記(S)

2011年、コムデギャルソン・オム・プリュスの
イージーパンツです。

これまた一見、どこがプリュスなの?
と思いますが、

生地をよく見ると、
ラメっています。

なんだ、この生地。。

面白過ぎる。

というわけで、
普通っぽいけど普通じゃない、
真面目に考えると、
むしろ異常だ、

これこそまさにプリュスの案件です。

 

93’s フルーツボディ 旅行代理店 Tシャツ 世界の染み 表記(XL)

1993年、Butterfield & Robinsonという、
旅行代理店(たぶん)が作ったTシャツです。

フルーツボディ。
アメリカ製、シングルステッチ。

染み汚れ。

を、プリントしています。

汚れた場所と、
何の染みなのかが書いてあります。

世界中を旅して汚したんですね。

いや~、センスが良いな。。

こちら4色分解CMYKプロセスカラーの
シルクスクリーンプリントです。

ドットが細かいので、
もはや本物の染みにしか見えません。

ここまでくると、
というか、CMYK分解ならもう
インクジェットで良いんじゃないか
(分解理論は同じなので)

と思いますが、

1993年にはまだDTGプリンタが存在しません。
(DTG=direct to garment)

ちなみにDTGが登場するのは1996年のRevolutionで、
こちらは”生地”にプリントするタイプでした。

縫製後のTシャツに直接プリント出来るようになったのは、
2005年のGT-541からと言われています。

話が若干逸れましたが、
おそらく90年代前半~半ば位が、
CMYK分解の黄金期だったと思います。

現在このレベルのプリントを出来る工場があるのか、
気になるところです。

しかも水性インクっぽいんだよな。。

洗濯に出すたび、
”あんたまた汚して!”
と、かあちゃんが怒りそうですが、

そういうTシャツが好きです。

 

よろしくお願いいたします。

Online Store

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ちなみにこれの元ネタというわけではありませんので。。