news」カテゴリーアーカイブ

2025/5/22

 

本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。

10’s~ USA製 HEAVYWEIGHT COLLECTIONS Tシャツ ポケット 紺 表記(M)

2010年~、HEAVYWEIGHT COLLECTIONSの
ポケット付きTシャツです。

アメリカ製、コットン100%。

ブランド名の通り、超ヘビーウェイトです。
キャンバーの8オンスより厚い気がします。

2000年代頭位から流行った、
【ロックT】ブームのカウンターとして、
2010年くらいから、
ヘビーウェイトTブームが訪れました。

バンドTが値上がりし始めたのもこの頃ですが、
バンドT=ヘビーウェイトというわけではありません。

むしろヘビーウェイトブームを牽引したのは、
Supremeを始めとするストリートブランドや、
ローライフ的なラルフローレン、
あるいはスニーカーブームだと思います。

Tシャツは厚ければ厚いほど、高級・上質だ、
というやや一方的な考え方が広く浸透しました。

かく言う僕も、当時はヘビーウェイト一辺倒で、
様々なメーカーの厚地Tシャツに手を出しました。

その中で特に良かったのがこのメーカーです。
アメリカ製というのもポイントでした。

ただ、時代はまた10年経ち、
現在はヘビーウェイトだから良いという、
偏った考え方はだいぶ落ち着いてきたと思います。

使用目的に合わせて、
コーディネートのバランスを見て、

ヘビーウェイトが良い時もあるし、
ライトウェイトが良い時もあります。

柔軟に考えることが
当たり前にできる世の中になってきました。

素晴らしい事ですね。

では、どういう時にヘビーウェイトを選ぶべきか。
それは【無地で着たい時】だと思います。

 

00’s~ Poloジーンズ ラルフローレン デニムバギーペインターショーツ 表記(36) 実寸(37位)

2000年代~、ラルフローレンのデニムショーツです。

とはいえ、よく見ると、
本家ラルフローレンではなく、
ライセンス商品だと思われます。

RN67437=JONES APPAREL。

日本でいうオンワードやインパクトのような、
ライセンス契約がアメリカでもあるんでしょうね。

いわゆるロープライスラインだと思います。

腰にベルクロテープ付き。

トップボタンは、
POLO JEANS刻印です。
ちなみにスコービル製。

一見ラルフローレンっぽさは皆無ですが、
そこが逆に乙だったりしませんか?

 

20’s BRONZE 56k DJ Bronze Tシャツ ベージュ 表記(L)

BRONZE 56kのTシャツです。

’20とあるので2020年だと思います。

シルクスクリーンのカラープリントです。

と言ってもこちらは、
シミュレーションプロセス分解です。

分かりやすく言うと、
4色分解です。

特色分解が色ごとに版を必要とするのに対し、
4色分解はCMYKの4版に分けるだけで、
ほぼ全ての色の再現が可能です。

じゃあ4色分解でいいんじゃない?
と思うでしょう。

確かに、そうです。
それで十分だと思います。

でも4色分解は拡大して見ると、
赤と黄と青と黒の点しかありません。

言い方が適切ではないかもしれませんが、
4色分解のフルカラーって、
なんか騙されてる気がするんですよね。

こんな色じゃないでしょ、実際の肌の色は、
と思ったりして。

ちなみにこちらは白ベタをプラスした、
4色分解+白です。

ブランドでは必ずと言っていいほど、
ボディカラーのバリエーションを求められます。

白ボディと黒ボディでは、
本来カラー分解の理論が異なります。

そこで白ベタを敷く事で、
無理矢理それを解決しようとするのが、
この+白ベタ版です。

白枠が見えますよね。
(これはワザとでしょうけど)

ただ残念ながら白ベタを敷く事で、
ノッペリとした転写シートのような質感になってしまいます。

ここまできたら、
もはやシルクスクリーンでやる必然性はほぼありません。

インクジェットや転写で良いはずです。

ではなぜBRONZE 56kはこの技法を選択したのか。

おそらくすべて分かった上で、
あえてチープ感を演出するために、
デザインの一環として、
4色分解+白を選んだものと思われます。

高尚な遊びですね。

 

14’s Demi Lovato ツアーTシャツ 表記(L)

2014年~、Demi Lovatoの
ツアーTシャツです。

Tultexボディ。

ライトウェイトです。

こちらはまさしく
特色分解=スポットカラーセパレーションの
見本のような完璧なカラープリントです。

蛍光色が闇に溶けていく感じ、
版分けが難しそうですね。

これはスゴイ。

ちなみに先日書きましたが、
シルクインクの蛍光色はバリエーションが少なく、
中々思うような色がありません。

ボカシと白のバランスで、
光っているように見せています。

背中のロゴも、

絶妙にグラデーションをかけています。

いや~、、完全にプロの仕事ですね。

 

よろしくお願いいたします。

Online Store