2022/4/20 ドレギュラーTシャツ展III

 

20年くらい前に好きだったジャンルのTシャツは、
なんだかもう手の届かない存在になっちゃって、
着るのも集めるのも勇気とお金が必要だ。

それも楽しいとは思う。

白石麻衣が可愛いとも思う。

だけど、僕はただのオッサンだ。
勇者ではない。

10万円のTシャツを着て、
遊びに行くところもない。

ナンバーワンじゃなくていい。
ついでに言えばオンリーワンでもなくていい。

どこにでもあるもので良いんだ。
自分にとって最高にクールなら。

だから今年もやってまいりました。

(ここから先は、
ドラゴンクエスト『序曲』をBGMにお読みください)

古着のレギュラーTシャツを集めて
今年も開催いたします。

メンバーは変わらず、
中野君カズキ君、僕です。

4/29(金)、30(土)の2日間。
場所はdojoeの店舗。

詳細は中野君に丸投げしますので、
dojoeのインスタ等をご覧ください。

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そして今年もまたTシャツを作りました。

シルクスクリーンプリントをした事がある人なら、
必ず経験があるはずです。

手に付いたインクに気付かず、
Tシャツを汚してしまった事が。

この【汚れ】は、
そのままならただの汚れです。

でも見る角度を変えて下さい。

市販の便器にサインを入れて、
作品に変えてしまった、
マルセル・デュシャンのように。

そこで汚れを版に起こし、
プリントしてみました。

レギュラー古着のTシャツも、
まさにこれだ、と思いました。

これとはすなわちレディメイドの事です。

既製品に対する芸術的アプローチ。

美しいかどうかではなく、
観る人の思考を促すかどうか。

つまり、Tシャツで言えば、
価値があるかどうかではなく、
面白いと感じてもらえるかどうか。

その一連の作業こそ、
ドレギュラーTシャツに求めた未来です。

ゆえに、このデザインが出来た時。

あぁ、ドレギュラーTシャツ展は、
今回で終わりだな。

と思いました。

これ以上はない。
僕たち3人の答えが見つかりました。

だからあえて言いましょう。
このTシャツは最高にクールです。

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価格は税込み4400円。

販売は当日店舗と、
dojoeのオンラインストアを予定しています。
この辺の詳しい情報もdojoeのインスタなどをご確認ください。
(僕のサイトでの販売はありません)

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というわけで、
よろしくお願いいたします。