2025/5/7

 

本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。

荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて Tシャツ 表記(L)

映画「A Million Ways to Die in the West」のTシャツです。

と言っても、分かりません。。
邦題は「荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて」。
フーテンの寅さんアレンジです。

どうやら(クマの)Tedの監督が主演した、
西部劇コメディらしいです。

デザインだけ見ると、
髭剃り専門の床屋さんみたいなデザインですが、
コピーライトに目を凝らすと、
ユニバーサル・ピクチャーズの表記があります。

で、もう少しコピーライトを精査すると、

MRC II Distribution Company,
L.P. and Universal City Studios Productions LLLP.
All Rights Reserved

Tedのコピーライトと同じ事が分かりました。
なのでオフィシャルマーチで間違いないと思います。

ピンポイントで探している人は
ほぼいないと思いますが、
探しても簡単には見つからないという点では、
激レアだと思います。

ただ価値があるわけではありません。

 

00’s USA製 The BAGGY プルオーバーBDシャツ 表記(M)

2000年代~と思われる、
The  BAGGYの半袖シャツです。

ブルックスブラザーズのOEM工場で、
日本企画用に作られたブランドです。

現在は主にインド製らしいですが、
こちらはまだアメリカ製時期の赤タグです。

オックスフォード、
ポロカラーで、
プルオーバー。

これは渋い。
BDシャツ好きにはたまりませんね。

むろん、前が全部開いた方が、
着用しやすいし、
着方の幅も広がります。

でもこのプルオーバーという、
”扱いにくさ”が、
何とも言えず愛おしい。

と、思える方にお勧めです。

 

98’s ティンバーランド 2タックチノショーツ 表記(W32)

1998年スプリングシーズン、
ティンバーランドのショートパンツです。

2タック入り、ワイドシルエット。

まぁ、ほぼラルフローレンなんですが、。

何も主張しない感じ、
”派手さ”を遠ざける感じが、
いかにもティンバーっぽいかと思います。

 

90’s~ USA製 ティンバーランド RUGGED WEAR Tシャツ 表記(M)

これまた、
わざと派手さを遠ざけるような、
胸ワンポイントデザインです。

背中のフォトも控えめなサイズ感。

シルクスクリーンプリントです。

ちなみにこのフォト分解は、
誤差拡散法を使っています。

拡大すると、ドットではなく、
ディザノイズになっています。

+++

話は脱線しますが、
こちらのデザインを使用して、
誤差拡散法とドット分解のどちらが、
フォトに向いているか検証してみましょう。

まずこの画像からフォト部分をくり抜いて、

画像を元画質に近づけます。

これをドット分解すると、
こんな感じになります。
(線数は分かりやすいように大きめです)

遠目にはドットになっている事すら分かりませんね。
滑らかなフォト表現です。
ドットが溶ける、という目の錯覚です。

拡大すると
規則正しい点になっている事が分かります。

同じ画像を誤差拡散法で分解したのがこちらです。
ディザノイズが生成されています。

そのせいでカカトのロゴが潰れてしまっていますね。

拡大すると不規則なノイズが見えます。

このパターンノイズが
滑らかなグラデーション再現には、
邪魔になるのではないか。

そもそもディザノイズの細かさは、
メッシュカウントによっては、
抜け(落ち)が目立ってしまい、
クリアな製版が出来ないし、
インクの目詰まりも気になるところです。

よって、フォトデザインには、
ドット分解の方が優位だと僕は考えます。

++

では、どういう時に誤差拡散法を使うのか。
それは”あえて”パターンノイズを利用した方が
デザインとして効果的な場合、
ではないかと思います。

このティンバーブーツのフォトで言えば、
キレイなドット分解よりも、
ノイズが入った誤差拡散法の方が、
デザイン全体のレトロな雰囲気に合う、
という判断だったのでしょう。

そしてそれは正解です。
このデザインの中で、
誤差拡散法は有効に作用しています。

分版屋の仕事か、
グラフィッカーの仕事か
何とも言えない所ですが、
この判断を下した人は天才ですね。

 

よろしくお願いいたします。

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