フルーツ、ヘインズ、ステッドマン、
オネイタ(オニータ)、アンビル、タルテックス、
デルタ、アメアパ、アルスタイル、
プリンタブルボディメーカーは数あれど、
最も完成されたボディを提供し続けているのは、
やはりギルダンだと思います。
(上記の内すでに数社はギルダンに買収されています)
ただ何となく、
ビンテージギルダンというフレーズは
あまりしっくりきません。
ギルダンはいつの時代も
レギュラー古着でいて欲しい、
と勝手に思っています。
タグがどうとか、
ステッチがどうとか、
はっきり言ってどうでも良い事です。
ただの古着Tシャツ。
その首元に、ギルダンのタグが付いている。
旧タグならちょっとラッキー。
別に価値があるわけではありません。
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というわけで、価値を付けるためではなく、
単なる趣味の一環として、
【ギルダン、ヘビーコットンタグ】の
変遷を作ってみました。
2016年以降は三浦商事のメタデータを調べたので、
ほぼ間違いないと思いますが、
それ以前に関しては正確ではないかもしれません。
ウィキペディアによると、
1984年にチャマンディー兄弟がカナダのニット工場を買収し、ギルダンを設立したそうです。
当初はプリント用ボディを印刷工場に卸す仕事がメインだったようで、小売りがあったのかどうかは不明です。
その後いつ「ギルダンタグを付けた」
プライベートブランドが出来たかの記載はありませんが、古着を見てきた感覚で言うと、
80年代のギルダンタグはあまり記憶にありません。
おそらく90年代に入ってから、
あるいはスポットカラーセパレーションが確立した
87~89年頃ではないかと思います。
カナダの工場を買収した事もあり、
最初期タグは織りネームのカナダ製です。
と同時にアメリカ工場製も存在します。
Crafted WITH PRIDE IN USA運動が関係しているのかもしれませんね。
手持ちにカナダ製がなかったので、
比較する事が出来ませんがデザイン的にはほぼ同じです。
1997年にアメリカのボディメーカーではいち早く、
南米に工場を設立します。
97~98年位のメキシコ製はまだ織りネームタグです。
(これも画像なし)
その後サテン地のプリントネームに変更になります。
【ACTIVEWEAR】表記入り、
GILDANロゴの【A】部分はまだ三角です。
こちらは2005年前後まで使用されていると思います。
※この【前後】という表現は、
変更があった年で完全に入れ替わったりしないからです。
大量生産ゆえに在庫が市場からなくなるまでに1~2年位かかります。
2000年代半ば位に、
シンプルなデザインに変更されます。
こちらはTM表記です。
ただこのTM表記は【HEAVY COTTON】に対しての可能性もあるので、なんとも言えません。
おそらく2008年前後からは®マークに。
ここから長くこのデザインが続きます。
2016年の終わりに紙タグに変更になります。
いわゆるティアウェイタグです。
2019年の終わり位に、
シルバータグが登場します。
幅広の初期シルバーです。
そして、2022年~現在は
こちらの細シルバーの縦ロゴタグになっています。
戦争の影響によるサプライチェーンの混乱のため、
品質がガクッと落ちたのがこの時期です。
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あぁ、疲れた。。
本当は年代によるステッチ間隔の変遷とか、
ウルトラコットンタグも、と思ったんですが、
今日の所はこの辺でご勘弁を。
ってか、誰もそんな情報望んでないだろうしな。。
趣味のまとめなので、
参考にはしないで下さい。
裏取りをしたわけではありません。
というわけで、
暇つぶしに読んだ後は忘れて下さい。
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●19’s~ ギルダンボディ The Sugarcubes Tシャツ 表記(L)
●17’s ギルダンボディ Women’s March Tシャツ 表記(XL)
●10’s前後 ギルダンボディ ニューオーリンズ・セインツ Tシャツ 表記(XL)
●05’s~ ギルダンボディ ブルックリン・ブルワリー Tシャツ 表記(S)
●90’s ギルダンボディ スーパーマン Tシャツ 表記(XL)
よろしくお願いいたします。