Tシャツの詳細は金曜日に!
なんて高らかに喧伝しておりましたが、
2021/3/19、午前10時現在。
まだTシャツが完成していません。。
今回は色指定が非常に繊細で、
3回ほど修正をしています。
(そのせいで遅れてしまったんですが。。)
最終形態をまだ見ていないため、
最後の色指定で本当に合っていたのか
今もドキドキしています。
プリントする日の気温や湿度、
プリンター(刷る人)の情熱によっても、
色の出方が変わるので、
やはり完成品を見るまでは、
商品として成立するのか分からない、
というのが正直な気持ちです。
僕は生活のほとんどがルーズですが、
このTシャツだけは、
完璧な物(自分が納得できる物)を
お届けしたいと思っています。
妥協をするつもりはありません。
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【平賀さち枝さん×RIE SATO PARIS】
”BEAUTIFUL DREAMER”
基本デザインは前回と同じ、
”神田のOL”テンプレートです。
これは音楽で言えば循環コードだと思って下さい。
ここ数年研究を続けた、
スポットカラーセパレーションの集大成です。
神田のOLがプロトタイプ。
綾波レイは番外編。
そして今回の平賀さち枝さんバージョンが完成形です。
難解なスポットカラーセパレーション理論の、
僅かに一部を解読出来たと思っています。
+
11版重ね刷りです。
いえ、あえて言い換えましょう。
地獄の11版多色刷りです。
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理論が分かったところで、
それを現実世界に持ち出せなければ、
絵に描いた餅、机上の空論でしかありません。
現在このプリントが出来る場所・人は、
日本には数えるほどしかいないと思います。
ちなみに、アメリカやヨーロッパ、
アジア、南米には大量にいます。
日本は転写プリントとインクジェットの躍進により、
シルクスクリーンのガラパゴス化が進んでしまいました。
フルカラーのシルクスクリーンプリントが、
淘汰される日はもうすぐそこかもしれません。
+
僕はシルクスクリーンプリントが好きです。
フルカラープリントは、
まるで魔法のようだと思います。
+
その魔法が成功するかどうか、。
今は待つことしか出来ません。
というわけで、
もしかすると3/21に間に合わないかもしれません。
逐一報告致しますので、
もうしばらくお待ちください。
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ってか、なんで3/21かと言うと、
ロンバケの40周年だから、
天然色に掛けてダジャレが言いたかったという、
それだけの理由だったんですよね。。
《2021/3/19 15:46 追記》
工場から出荷の連絡あり。
問題がなければ明日到着する予定です。
ひとまず安心しました。
あとは色がちゃんと混ざっていてくれれば。。