日別アーカイブ: 2022/11/03

繊維製品品質表示者番号

 

【繊維製品品質表示者番号】

アメリカでいう
RNやWPLのようなものなんじゃないかと
ぼんやり思っていましたが、
勢い勇んで調べるのも面倒でほったらかしにしていました。

ってか、もしかしてアパレルメーカーとかで働いていたら、
みんな当然知っている事なんでしょうか?
だとしたらすんません、その辺の常識が欠乏しているもので。。

日本メーカーの品質表示の中にある
あの謎の数字の話です。

繊維製品品質表示者番号、
と言うそうです。

「家庭用品品質表示法の取り決めで、
通商産業省が定める、
繊維製品品質表示規程に基づき、
記載する」

あ、もうダメだ。。
絶対覚えられない。。

と言う事で、ブログに書いておくことにしました。

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さて、ギャルソンを例に取って、
【D-TK9210】
こちらの意味を解読してみましょう。

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まず最初の英語は『業種別区分』を意味しているそうです。

Y:糸
F:織物
K:メリヤス生地・製品
T:タオル
P:ふとんわた・布団
C:その他の衣料品
D:販売業

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次の英語2文字で、『都道府県』を示しています。

例)
HK:北海道
GM:群馬
OS:大阪
HO:福岡

その他は大体想像して下さい。

TKは東京です。

++

最後の4桁の数字が、
メーカーに付与された番号と言う事になります。

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つまり、
【D-TK9210】は
【販売業-東京ギャルソン】と書いてある事になります。

はぁスッキリした。

 

とは言え、これ、全然万能ではありません。
RN/WPLのように簡単に検索できるサイトがないんです。。

この数字をもとに経済産業省に問い合わせるか、
繊維製品品質表示者番号便覧という本で調べるしかありません。
ちなみにその番号便覧という書籍はすでに販売されていないようで、
グーグルブックではプレビュー不可案件になっています。

全然使えないじゃん。。

しかも、平成9年(1997年)の運用見直しで、
品質タグに氏名、住所(または電話番号)を記載すことが義務付けられてから、
もはや意味のない数字になってしまいました。

ただ、1997年以前の日本の古着を扱う際には
僅かに知っていても損はないかもしれませんが、
いや、別に必要ないかな、。というのが
正直な感想です。

これでRNみたいにOEM元が分かるとか、
なんか嬉しいネタがあれば良かったんだけどなぁ、。

というわけで、
また無駄な知識を仕入れてしまいました。。