シルクスクリーンプリントは、
本当は受注生産には向いていません。
特に15版刷りとなると、
細かい生産枚数に対応出来ないんですよね。
例えばインク。
原色のまま使える事なんてまずないので、
パントーンに合わせて調合し色を作っています。
その調合の【単位】を仮に最低100枚分として、
120枚のオーダーが入ったらどうするか。
単位が100枚なので、
まず200枚分のインクを作ります。
80枚分のインクは廃棄しなければなりません。
それが15版=15色なら、×15。
つまり80×15=1200回分のインクが残るわけです。
もったいないから200枚刷ったとしても
結局80枚は死蔵されることになります。
デッドストックです。
5色刷りくらいなら
甘んじて受け入れられなくもないですが、
15色刷りでは中々そうも言っていられません。
じゃあきっかり
120枚分のインクを作ればいいじゃないか、
あるいは
調合の単位を【50枚分】にすればいいじゃないか、
と思われるかもしれませんが、
それが出来ないんですよ、。
(そもそも調合の単位は100枚でもないですし)
こればっかりは工場見学ツアーでも組まないと、
その仕組みを理解してもらえないかもしれません。
インクジェットや転写プリントなら、
オーダー枚数ピッタリに作れるのですが、
シルクスクリーンはそう簡単ではないんですね。
もちろんこれだけが理由ではありませんが、
そんなわけで受注生産はしてきませんでした。
言い訳がましい解説にお付き合い頂き
大変申し訳ありません。。
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だがしかし、
桑田佳祐と松任谷由実いわく、
クリスマスだから言うわけじゃないけど
特別なことをしてあげる ―kissin’ christmas
そうだ、そうだ。
クリスマスじゃないか。
狙ったわけではないけれど。
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●CHAINSAW MAN × GEEKS RULE
__SILKSCREEN PRINTING T-SHIRT Vol:3
というわけで、
今回は受注生産に踏み切りました。
果たしてどうなるか全く分かりません。
あとは工場を信じるしかないです。
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先行販売分も含め、
詳しい販売方法や受注受付け期間などは
ギークスルールのインスタをご確認ください。
https://www.instagram.com/geeksrule_/
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さて、
A Christmas Gift for You from Phil Spectorからの、
クリスマス音頭を聴いて、
サンタさん用のクッキーでも焼こうかな。





