本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。
●98’s コムデギャルソン・オム・プリュス ナイロンショーツ 表記(S)
1998年、コムデギャルソン・オム・プリュスの
ナイロンショーツです。
ウエストゴム+ヒモのイージーなディテール。
特に派手さはないんですが、
何となくどこか普通と違う感じが漂うプリュスライン。
パッカリングが産む、歪みや立体感、
ワイドなシルエット、
ナイロン素材、
これが1998年のデザインとは思えませんね。
今見ても全く古さを感じません。
●Supreme Wildlife Taping Camp Cap ピンク
2017年FW、Supremeの帽子です。
ネイティブ柄のストラップ(ウェビング)を巻いた、
いわゆるKAVUスタイルです。
BeginのサイトでKAVU創業者ベイリー・バーさんの
インタビューが載っていまして、
これがKAVUファンにはたまらない内容なので、
お時間のある方は是非読んで頂きたいと思います。
https://www.e-begin.jp/article/292892/
※タップすると別ウィンドウが開きます
その記事によると、
”シアトル中の縫製工場にスケッチを見せながら相談したんだけど、
誰もやってくれなかった(苦笑)。
当時はこんなユニークなキャップどこも作ってなかったからね。”
と書いてある通り、
ストラップ(ウェビング)を巻いたデザインは、
KAVUが初めて作った画期的なアイディアでした。
ちなみにこのKAVUの大ヒット後、
すぐさまL.L.Beanが真似して作っています。
で、ここからが本題ですが、
そのL.L.Beanは、
New England Cap and Embroidery という会社に
OEM依頼して生産しています。
(この会社の設立は1990年)
そしてこのSupremeのストラップCAPは、
どちらかというとKAVUではなく、
ニューイングランドキャップのデザインを
真似していると思います。
以前SupremeのTシャツがKmartで流出した際、
アメアパのOEMだったと言う事が判明しましたが、
まだ帽子のOEM元は詳細が分かりません。
ただ今でもアメリカ製で、
紙タグを付けた帽子を作っているのは、
あそこ位しかないよな、。
しかもニューヨークだし、
と思うんですが、
不確定要素が多々あるので名言は避けておきます。
ちなみにニューイングランドキャップは、
おそらく2015年前後に廃業し?
現在跡地にはシルクスクリーンプリント&刺繍工場があるようです。
息子が継いでTシャツプリントを始めた、
っていう可能性もありそうですが、どうなんでしょうか。
フルーツボディの、
CRASS、反戦Tシャツです。
2018年~だと思います。
反戦のフォントは何種類かありますが、
こちらはプリントされた印刷物から版を起こした、
いわゆるリプリントだと思います。
インクは水性ラバーでしょうか。
2~3回重ねてそうな厚みです。
おそらく日本工場プリントで、
オフィシャルではないと思います。
このTシャツはビンテージ価値を云々するよりも、
その意味を理解しようと努力する事の方が大切だと思います。
District The Concert Teeボディの
STOP WARSプリントTシャツです。
ポート&カンパニーと同じ会社です。
STOP WARS。
皆そう思ってるはずなのに、
なんでそうならないのか。
よろしくお願いいたします。