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タイガー立石さんとweberさんの
コラボTシャツに参加させて頂きました。
作品の説明や販売方法については、
weberさんのインスタや商品ページに
詳しく載っていますので、
(https://www.instagram.com/weber71_)
僕のブログではプリントについてのみ
説明させて頂こうと思います。
※画像をクリックすると商品ページにジャンプします。
外部サイトです。
以前も書きましたが、
日本のマーチャンダイジングTシャツの、
特に歌手やイベントで販売されるTシャツのほとんどが
現在インクジェットプリントです。
(ロゴのみの簡単なデザインや、500枚単位の大量生産は除く)
コストが安く、製品にブレがなく、
かつ生産ロットの制限もない、
と、なればインクジェットプリントを採用するのは
当然の成り行きですね。
なので、このタイガー立石さんの作品も、
普通ならインクジェットプリントで、
となるのが自然なんですが、
一樹君が、
「10年後、古着として楽しめるTシャツを作りたい」
なんて言うもんだから、
それならやっぱりシルクだね、
と言う事になり、
ちょっとだけお手伝いする事になりました。
白ボディなので、
4色分解で表現することも可能ですが、
実は4色分解には弱点があります。
薄ダイダイ(肌の色)や、
シアンに振り切れないような水色は、
混色によって表現するのが難しい色です。
というわけで、こちらは
4色分解+特色3版の
計7版刷りになりました。
インクの質感、発色の良さ、
そして着込んで色褪せた時の風合いが、
シルクスクリーンプリントの魅力です。
このTシャツもきっと、
10年後には立派なレギュラー古着になっている事と
期待をしています。
もう一つ、こちらは先ほどのゲルニカから、
一部を抜粋して切り抜きました。
もちろんシルクスクリーンプリントです。
4版使っています。
こちらは一見普通のプリントに見えますが、
実はプリントの順番がちょっとだけ違います。
通常シルクスクリーンプリントは、
薄い色から先に刷り、
最後に黒でしめるというのがセオリーですが、
こちらはその順番を逆転しています。
なので、よく見ると、
黒インクの上に、薄ダイダイ色が被っています。
【造反有理】という意味にかけて、
セオリーに逆らってプリントをしてもらいました。
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これでもか、
と言うくらいガッツリ宣伝しましたが、
これまた当たり前のように
僕のサイトでの販売はありません。。
7/20から、
千葉市美術館と青森県立美術館でご購入頂けます。
それに先立ち、
7/18-19にweberさんのサイトで先行予約があるようです。
https://weber71.stores.jp/
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一樹君、楽しい仕事に誘ってくれて、
ありがとう~~。
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