本日のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。
●70’s ウールリッチ シングル マッキーノジャケット 表記(42)
1970年代と思われる、
ウールリッチのマッキーノクルーザーです。
白の帯タグ。
この生地、柄のせいか、
一括りに大体全部同じように見えますが、
実は年代によって様々なバリエーションがあります。
こちらはフィルソンの
シングル・マッキーノクルーザーを
完コピしたデザインです。
後のフィルソンでは省略された、
ウォッチポケットも付いています。
って事はもしかしたら
60年代後半の可能性もありますね。
ウールリッチ好きの方はご存知だと思いますが、
ウールリッチ名義のシングルマッキーノは、
かなり珍しいと思います。
●50’s ウールリッチ ダブル マッキーノジャケット 表記(36)
こちらは1950年代の
ダブル・マッキーノクルーザーです。
ウールリッチの商標登録(®)マークの申請が、
1949年という事なので、
®マークがあれば50年代以降と考えて良いと思います。
こちらもフィルソンの
ダブルマッキーノにかなり近いデザインです。
後年のスラッシュポケットタイプとは重厚さも異なります。
フィルソンで50年代だったら、
しっかりビンテージ扱いをされていますが、
ウールリッチだとまだちょっと弱い。。
ま、それゆえに好きなんですけどね。
こちらは1940年代のウールリッチ、
フィールドコートです。
このタグにもREG(商標)表記がありますが、
細かい事を言うと、
「WOOLRICH」という商標が初めて使用されたのは、
1929年の1月だそうです。
先ほど触れた1949年の商標登録は、
ウール製の衣料品、手袋(革を含む)、スリッパ、帽子など、
幅広い商品に対しての申請だったようで、
そのタイミングでタグは「REG」から「®」に
変わったものと思われます。
つまり、「ESTのREG」表記なら、
1940年代と考えて良さそうです。
ちなみに1940年代以前はALL WOOL表記です。
4ポケットのシングルフロント。
PWのウールコートを、
限りなく上質にするとこんな生地になりそうです。
下ポケットは、
身頃の横寄りに付いています。
ビンテージのカバーオールとかも
この位置ですよね。
表記40、実寸はL位。
激シブです。
●80’s ウールリッチ ハンティングジャケット オレンジ 表記(40) ※比翼ではない
1980年代、ウールリッチの
ハンティングジャケットです。
タタキの白タグです。
ウールリッチのハンティングジャケットと言えば、
この形。
丸襟の6ポケットです。
品質表記はアクリル100%とありますが、
触った感じはウール×ナイロンなんですよね。。
表記タグの付け間違いの可能性があると思います。
色はセーフティオレンジです。
同じ服を着れば本人に近づけるはず、
という謎の洗脳に陥った我々世代は、
ヤフオクのキーワード検索で、
何度~~着と打った事か。
情報の少ない時代、
~~着こそ正義でした。
で、今はもうそんな洗脳に左右されませんが、
というか、同じ服を着てもその人にはなれないと、
しっかり分かっていますが、
けども悲しいかな、
脊髄が反射してしまうんですね。。
みなまで言わずとも分かる人には分かるでしょうが、
ドラマ『美しい生活』で
美容師扮するバイク乗りが着ていた、
オレンジのウールリッチで、。?ん??
あれ??
ちょ、
ちょ、待てよ??
フロントボタンが、
剝き出しなんですけど??
確かこのハンティングジャケットって、
比翼フロントだったような。。
あぁ、。残念。。
ちょっと違うんだ、これ。
まぁ逆に激レアだけど、。
オレンジにそこを求めてないんだよな。。
というわけで、
最後の詰めが甘いあたりが、
まだ古着を卒業できない理由ですね。。
よろしくお願いいたします。
























