長い休みを頂きました。
休んでいると落ち着かないと、
吉田拓郎は言いますが
(暑中見舞いの歌詞で)
寝て、起きて、餅を食い、
ポケモンSVに飽きれば、映画を観て、
ゴロゴロしながら過ごした年末年始は、
まったく持って最高でした。
永遠にこのモラトリアムが続けばいいのに、
と思う反面、
そろそろ働いてみようかという気持ちが、
混ざりきる前のカフェオレのように交差し、
気付けば1/5になってしまいました。
あぁ、1/10から仕事をすると書けばよかった。。
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というわけで、今年のアノラックOnlineStoreは、
こちらから。
●92’s コムデギャルソン・オム マキシロングコート 濃紺 表記(M)
1992年、コムデギャルソン・オム、
マキシロングコート。
もう説明の必要はないかもしれませんが、
ギャルソンのマスターピースです。
上質なギャバジンウールを使った、
超ロング丈のワイドシルエットコートです。
80年代から、
ディテールやシルエットを調整しながら作られ続けた名品。
特にこの90年代前半は完成度が高く、
キレイに落ちる肩のラインや
ドレープの出方、
ポケットの角度など、
どこをとっても完璧です。
表記Mサイズ、
実寸はXL~とかなり大きめですが、
いわゆるM表記対応の
175cm前後、標準体型の方が着ると
あら不思議、。
これこそマイサイズか?!と思う位、
しっくりきます。
さすがギャルソン。
日本人の体型を熟知しているからこそできる、
冒険的なサイズバランス。
バーバリーが似合わなくて
ロングコートを諦めていた方でも、
安心して着用できると思います。
こちらは、AD1992。
お次は、AD1993です。
2022→2023の年越しを
30年遡って体験してもらおうという企画でしたが、
ややこしかったかな。。
●93’s コムデギャルソン・オム マキシロングコート 濃紺 表記(M)
パッと見は、ほとんど同じですが、
微妙にディテールが違います。
92年は袖先のストラップがロングですが、
93年は短くなっています。
生地も違います。
92年に比べると、
93年の方が目が細かく光沢がある感じ。
シルエットはほぼ変わらず。
30年前の服とは思えないくらい、
状態も良好です。
1着持っていて、損のないコートとは
まさにこれだと思います。
●21’s ビリー・アイリッシュ 「Happier Than Ever」 Tシャツ 表記(XL)
ビリー・アイリッシュのTシャツです。
2021年に出た【Happier Than Ever】のグラフィックです。
ボディはギルダンのソフトスタイル。
近年、海外のロックTやスケボーTの多くが
このソフトスタイルを使用しています。
ウルトラコットン(ヘビーウェイト)の時代は、
終わりつつあるようです。
Made in UKとあるので、
プリントはユナイテッドキングダムなのかもしれません。
(ボディはバングラディシュ製です)
ROCK OFFのフラッシャーが付く、
オフィシャルマーチャンダイズです。
シルクスクリーンの多色刷り。
スポットカラーセパレーションというよりも、
白ベタ+4色分解+アルファ、という感じです。
ドットの角度が揃っているので、
いわゆる普通のCMYKではありませんね。
少し間違えば飛んでしまいそうな、
白部分の陰影が繊細に分解されています。
おそらくオートメーションによる版分けだと思いますが、
その前のデータの段階で、
カラー調整をしているのかもしれません。
ちなみに僕も同じTシャツを愛用しています。
●80~90’s オーストリア製 Hofer ウール チロリアンJKT 濃紺×マスタード 実寸(M~L位)
1980~90年代、HoferのチロリアンJKTです。
特大サイズで形成し、
スチームで圧縮するという、
独特の製法で作られたウールジャケット。
簡単にいうと、ほぼギャルソンの縮絨生地と一緒です。
この圧縮ウールジャケットは
Hofer以外にも様々なメーカーが作っていますが、
やっぱりHoferなんですよね。。カッコいいのは。
ボタンは両面で、ホールを入れ替えれば、
前合わせを変更できます。
ユニセックスです。
襟のボタンも外せるので、
上まで留める事も可能です。
実寸でM~L位。
シルエットは丸く大きめ。
170~175cm、標準体型の方が着て
丁度良い位だと思います。
ヴィヴィアンっぽく、
スカート付きのボンテージパンツや、
ギャルソンの2タックワイドパンツ、
ジェネラルリサーチのレザーモトクロスパンツなど、
結局なんにでも合うはずです。
今年もよろしくお願いいたします。