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前から何度も言っていますが、
ラルフローレンのジージャンが好きです。
好きな理由は数知れず。
空前のジージャンブームなのに、
見向きもされない孤高の存在、
最高にクールです。
しかし、。1ヶ所だけ、
どうにも受け入れがたい部分があります。
それが背中のアクションプリーツです。
着るとすぐに、
内側の生地がベロンと外に飛び出してしまいます。
しかも戻らない。
完成された物に手を加える行為は
あまり好きではないんですが、
思い切って外科手術をする事にしました。
って言っても、ゴムを付けただけですが。
すると、なんということでしょう。
ただゴムを付けただけなのに、
みっともなく飛び出していた生地がスッキリと収まってくれました。
実際に着て、動いて、検証してみましょう。
①まず通常状態。
②背中を広げるように腕を上下左右に引っ張る。
③腕を元の状態に戻す。
しっかりアクションプリーツが
アクションしてくれている事が分かります。
これでもう背中を気にすることなく、
安心して着用出来ます。
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さて、加工方法は至って簡単です。
まずは内側を平らにし、
左右の直線距離を測ります。
ゴムはその直線距離+縫い代(各1cm位)の長さが目安です。
短くても、長くてもいけません。
直線距離+縫い代がジャストサイズです。
後は端を縫うだけで完成です。
ゴムの”太さ”が若干ポイントかもしれません。
今回、15mm、25mm、30mmと、
3種類の太さで実験しましたが、
25mmが一番バランスが良かったです。
15mmでは細すぎてダランとしてしまいます。
30mmだと弾力が強く若干引っ張られる感じがします。
この位の加工なら、
街のお直し屋さんでも簡単に作業してくれると思います。
ってか、ミシンがあれば自分でも出来ますよね。
※僕にこの加工を依頼する事はご遠慮ください※
必ずプロのお店に持ち込むか、
自己責任でお願い致します。
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ちなみに、このラルフローレンのジージャン。
1980年代頭から20年以上にわたり、
長々と生産され続けたゆえに、
様々なバリエーションが存在します。
主軸の”Polo”は
白タグ、紺タグ(帯タグ、タタキタグ)、
アメリカ規格、日本のライセンス物、
アメリカ製、シンガポール製、
タイワン製、マカオ製、マレーシア製、中国製。
(その他の国もあったと思います)
ライン別では、
ラルフローレン(レディース)、カントリー、RRL、
スポーツ、スポーツマン、ジーンズCo.など、
一見同じように見えますが、
実は僅かにディテールやシルエットが違うのも魅力です。
これにボーイズ(緑タグ)まで加わると
もう何を選んで良いのか分かりません。
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僕のおススメは、
1980年代、アメリカ製の白タグです。
その中でも、確実に当たりを見分けるポイントがあります。
ブランケットライナータイプなら、
【DRY CLEAN】タグが付いているもの。
一枚生地なら、
首元タグの下に品質タグが付かず、
裾のサイドにウォッシュタグが付いている物です。
同じ白タグでもバリエーションがあるので、
この部分に注意して探されると、
間違いはないと思います。
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そして最大の魅力は、
こんなにクールなのに、安いという事です。
欲しい人が多ければ価値が上がるという、
まやかしの価値観に踊らされる事なく、
曇りなき眼(まなこ)で判断し、
自分に似合う1着を探す方が楽しいと思います。
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