スポットカラーセパレーション

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エヴァンゲリオンのTシャツが発売されました。

相手がデカいと、話は中々スムーズには進まず、
マシリトにボツをくらう明の気持ちが良く分かりました。

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というわけで。こちらです。

スポットカラーセパレーション・
シルクスクリーンプリントの
”綾波レイ”です。

スポットカラーセパレーションについては、
過去のブログをご参照下さい。

① 2019/7/8 ”特色分解”

② 2019/7/9 ”Tシャツを作る”

③ 2019/7/10 ”仙台・プリント”

アニメ系の多色を表現する場合のほとんどが、
インクジェットか4色分解です。

ちょっと前なら熱転写プリントが主流でした。

でもアメリカやヨーロッパでは、
昔からアニメ系でも
スポットカラーセパレーションを使っています。

出来ないわけじゃないんです。
ただコストが高いとか、
やってくれる工場が少ないとか、
版下が作れないとか、
壁はたくさんあります。

そこで、プロトタイプが必要になります。
つまりは零号機です。

ここまで言えば、全国3000万人の
RIE SATO PARISファンの方ならお気付きのはず。

そうです。
去年作った
神田のOLバージョンです。

こちらで培ったプリント工場さんとの絆をもとに、
完成したのがこの
綾波レイバージョンです。

今回は10版使っています。

髪の毛部分だけで2版。

顔はなにげに3色使っています。

色もそれぞれ指定し、
完璧にインクを調合してもらいました。

構図は全く同じです。

プリントサイズ(縦幅)も同じ。
(RIE SATOの方は洗濯で縮んでいますが。。)

もちろんフォントも。

フルカラーへの挑戦。

それは大瀧詠一さんの”君は天然色”に始まり、
スタジオ”カラー”で終わる。

これを言うまでに1年かかりました、。

僕は今、14歳の自分に教えてあげたい。
大人になると
エヴァンゲリオンと仕事が出来るんだよ、と。

あ、やべ、。
僕が14歳の頃、まだエヴァンゲリオンは放送されてないわ。

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