日別アーカイブ: 2016/05/11

2016/5/11

昨晩、

Tシャツが、

下着から、ファッションへ変遷したターニングポイントを考えていたら、寝そびれました。。

 

・1955年”理由なき反抗”の頃はまだ、Tシャツは【下着】ですね。

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タックインしてるし。

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もちろん、マーロンもタックイン。

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50年代はまだ、Tシャツは【下着】です。

ちなみに、この考察にスポーツウェアとしてのTシャツ(カレッジ系)や、

軍用のTシャツなどは一旦対象外です。

まぁどちらも、下着の要素が強いとは思いますが。

 

・【1964年】、ビートルズの誕生、音楽とTシャツが接近。

左端、裾をパンツから出して着ているので、

やはり60年代位から徐々にTシャツが下着から解放されてきたのかもしれません。

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・アンディウォーホル。

60年代と言えば、アンディウォーホルが”シルクスクリーン”で作品を作り始めた頃。

シルクスクリーンの普及→デザインの多様性も

Tシャツがファッションになる大きなポイントだと思います。

ちなみに、”ファクトリー”の設立も同じく”1964年”。 ウォーホル、35歳。

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続いて、

・1969年、”ウッドストック”。

写真を見るとTシャツの割合が増えているように思います。

ただ、まだ【無地】と【ボーダー】が主流ですね。

音楽祭なのに、好きなミュージシャンのバンドTを着ている人はほぼいません。

タックインしている人と、出している人の割合も60/40位でしょうか。

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そもそもウッドストックロゴTは当時現場で売っていたのかな、。

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では、【タックイン】しなくなったのはいつ頃なのでしょうか。

この【タックイン】をするかしないかこそ、

Tシャツが下着からファッションへと変わった”ターニングポイント”だと思います。

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その時期は、

グラフィックが乗ったプリントTの普及と密接に関係しているように思います。

アメリカでは音楽よりも先に、西海岸のサーフカルチャーがまずそれを引率しました。

・オーシャンパシフィック 1972年設立

・サンタクルーズ 1973年設立

・Powell 1976年設立

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1970年代に入り、ようやくTシャツはファッションとして定着したという事でしょうか。

 

さて、ここで再びイギリスに戻ります。

・1975年 セックスピストルズの登場です。

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ヴィヴィアンとマルコムが作った、セディショナリーズが、

音楽とファッションを融合させ、Tシャツを下着から完全に分離しました。

(ってかこの写真はまだタックインしてるけど。。)

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80年代になるとフィフスコラムなど手刷り系プリントTが隆盛。

プリント技術の向上、デザインも一気に多様性を増します。

 

続いて、

・1980年 STUSSYの誕生です。

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当時STUSSYをタックインしていた人はいませんね。

下のADでタックインしているのは”ワザと”。

ファッションとして1周したあとの”ふざけたタックイン”だと思います。

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STUSSYの功績は、”写真と文字のミックス”。

後のブルースウェーバーも、STUSSYを下地にしたんじゃないかなと思います。

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80年代からアメリカでもTシャツが音楽と密接に結び付き、

マーチャンダイジングの一環として、ビジネスになっていきます。

ただ、アメリカの音楽Tシャツは、イギリスのようなアート的アプローチではなく、

単にミュージシャンのアルバムジャケットをカラープリントする、

というのが主流だったように思います。

この頃はもう、【タックイン】とは無縁です。

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アート的アプローチと言えば、モスキートヘッドもありますね。

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90年以降は言うに及ばず、

下着のTシャツと、ファッションのTシャツは完全に分離しました。

 

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少し話が散らかりましたが、以上ザックリと見てくると、

Tシャツが”下着から解放”され、

”タックイン”をしなくても着れるようになったのは、

1975年~1980年頃ではないかと思います。

アメリカが主体で、イギリスの若者がルーツを探る感じは、60年代のビートルズ世代に通じる所があります。

やはりその原動力は、ユースカルチャー。

いつの時代も、常識を覆すのは若者なんですね。

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ちなみに、今回は”アメリカ・イギリスのTシャツ伝”でしたが、

いずれ”日本のTシャツ伝”についても考察したいと思います。

日本人はいつ、タックインの呪縛から解放されたのか。

また、寝そびれるかな。。

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